アステラス教育助成プログラムについて

本セミナーでは、アステラス製薬株式会社による教育助成プログラムとして、特別企画およびアンケート調査を実施いたします。
- プログラム名
アステラス教育助成プログラム
特別企画「胃がんの最新薬物療法への嘔気嘔吐対策」- 背景・目的
がん患者に対する適切な支持療法は、安全性とQOLの向上のみならず、Dose Intensityの維持による有効性の確保をもたらします。支持療法の実践においては、エビデンスに基づき推奨される対処が基本となりますが、エビデンスが少ないために推奨される対処法が存在しない事象も少なくありません。本セミナーでは、医師、薬剤師、看護師などの医療者がそれぞれの視点で患者を的確にアセスメントし、情報共有した上で、エビデンスの有無やレベルを考慮しながら個々の患者に最適な支持療法を実践するためのチームアプローチを会場参加型の症例検討を通して行います。また、個々の問題について理解を深めるだけでなく、参加型症例検討を通して、エビデンスの少ない課題に対するチームアプローチの方法を身に着けることで、実践できるようになることを目指します。
- プログラム内容
最先端がん治療セミナー2025において、特別企画として「最新の薬物療法への嘔気嘔吐対策」(講演20分/ディスカッション40分)を開催いたします。また、参加者に事前・事後の理解度と実践度に関するアンケート調査を実施いたします。
- 期待される効果
新しい薬物療法の効果を上げるために、嘔気嘔吐への早期対応と適切な制吐療法について、講演を聴くだけでなく職種を超えて積極的に議論・検討することで、明日からの臨床に実践的に役立てることができます。
- 特別企画「最新の薬物療法への嘔気嘔吐対策」について
がん治療の新たな標的分子「CLDN18.2(クローディン18.2)」に対する抗体薬は、HER2陰性胃がん1次治療の新たな選択肢、特に治癒切除不能な進行・再発の胃がんの治療成績の向上が期待されています。その一方で、臨床試験の段階から催吐性が高いことが報告されています。
最先端がん治療セミナー2025では、新しい薬物療法の効果を上げるために、嘔気嘔吐への早期対応と適切な制吐療法について、特別企画として職種を超えて検討するセッションを設けます。胃がん治療は様々な専門性が必要なチーム医療が不可欠なことから、チームで学びを深めることは、チーム機能を維持する上で必要不可欠であります。メインのテーマとして、胃がん患者のQOLの維持や治療継続のために適切な薬物療法を行うためにどのような嘔気嘔吐対策が必要かを、基調講演とディスカッションで検討いたします。- アンケート調査について
悪心嘔吐対策について、理解度と実践度(自施設における取組状況)に関するアンケート調査を実施いたします。
連絡先
本セミナーの内容に関するお問い合わせは下記までご連絡ください。
一般社団法人オンコロジー教育推進プロジェクト事務局
〒105-0004 東京都港区新橋2-20-15新橋駅前ビル1号館4F
E-mail: secretariat@jhope.jp